タケコート®-1000

日本が誇る最強防錆被膜

タケコート®-1000

世界トップシェアのフッ素樹脂塗装
海水や砂漠地帯などの厳しい環境で発揮する脅威の防錆防食性

タケコート®-1000

防錆力を評価する塩水噴霧試験で溶融亜鉛メッキの約6倍の耐久性を有する驚異的な表面処理です。様々な腐食環境で、金属製品を錆びから守り、寿命を向上させます。

タケコート®-1000は研究開発の末に生み出されたフッ素樹脂被膜と特殊下地被膜を組合せた2層構造となっています。それに特殊な処理技術を複合化させることで、被膜は薄膜で高い防錆防食性能と耐久性能、高い潤滑性を実現致しました。ゆえに、タケコート®-1000はねじ製品において最適な塗装性能を有しています。
本製品はその性能の優秀さから長期に亘り防錆防食性が要求される橋梁、地下セグメント、地下埋設管、海洋構造物、石油プラント等の締結用ボルトや金属部材等に多く実績があります。

タケコート®-1000は、1996年12月に、アラブ首長国連邦国営石油会社(ADNOC)から防錆防食性コーティングボルトとして採用承認を受け、現在は、各社グループ会社からも採択されています。

タケコート®-1000の特徴

タケコート®-1000の特徴01
タケコート®-1000の特徴02
ねじアイコン防錆防食性 タケコート®-1000は防錆防食性能を測る塩水噴霧試験にて6000時間(溶融亜鉛メッキは約1000時間)といった驚異的な防錆性能を有しています。また、数々の海上海中等の屋外曝露試験や使用実績において、その性能の優秀さが認められ、第三者機関(JQA、アメリカのKTA社等)での室内促進腐食試験でも優れた性能を実証しています。 (写真はKTA社による塩水噴霧試験結果です)
ねじアイコン耐久性

タケコート®-1000は被膜表面に十数トンの高荷重や剪断力をかけても被膜の損傷剥離はほとんど発生しません。又、損傷部分からの発錆も極めて少なくなっています。(ボルトの部品の締付に有効です。)

ステンレス製ボルトには焼き付き防止効果を目的で使用されています。

ねじアイコン耐熱性 フッ素樹脂特有の性能から優れた耐熱性、耐冷媒性を有します。
連続使用温度:-196℃〜+200℃
間欠使用温度:-196℃〜+230℃
ねじアイコン絶縁性 フッ素樹脂被膜は薄膜で、ピンホールもほとんどありません。そのため〈すきま腐食〉、〈異種金属接触腐食〉、〈ピッチング腐食〉、等の防止に効果があります。尚、ステンレスフランジに鋼製ボルトのタケコート®処理を御使用の場合は、平座金(タケコート®-1000処理)を必ず御使用下さい。 ※高電圧環境での絶縁性にはエレカットをお薦めします。
ねじアイコン安定した締結性 フッ素樹脂被膜の高い潤滑特性により、トルク係数が低く安定しており、ボルト・ナットの締付管理が容易になります。

タケコート®-1000の処理工程

タケコート®-1000の処理工程

タケナカ独自の特殊な処理技術による製造方法を採用しているため、薄膜で均一な被膜を形成しています。

タケコート®-1000の処理工程 タケコート®-1000の処理工程

酸洗工程はございませんので水素脆性の危険性はありません。

タケコート®-1000の処理範囲

タケコート®-1000の製造範囲
ねじアイコン適用可能な材質 金属製品全般に塗装可能
(炭素鋼、構造用合金鋼、ステンレス鋼、銅合金、アルミニウム合金等多数実績有)
(注)塗装工程上、約200℃に加熱しますのでその温度域で物性が変化する材質は対応できません。
ねじアイコン主なサイズ ネジ径:10mm〜
標準最大寸法:W500×L600×H100
標準最大重量:30kg/ヶ

ネジ径10mm未満など上記以外のサイズはお問い合わせください。

ねじ製品以外にも塗装可能となっています。
御支給材への塗装も承ります。詳細はお問合せ下さい。 主なサイズ

タケコート®-1000の用途

タケコート®-1000の用途01
タケコート®-1000の用途02
ねじアイコン使用部材 自動車部品、建築部品、航空機器部品、地下セグメント、地下埋設管、橋梁、建築、石油化学プラント、淡水化装置、海上・海中構造物、上下水道用部品、その他防錆防食および潤滑性の要求される部材
ねじアイコン海中での金属の耐久性 ステンレスでさえ海洋中の腐食に耐えるのは難しいものです。そんな厳しい腐食環境であってもタケコート®-1000は金属を腐食から守ります。 海中での金属の耐久性01

海中暴露試験2年後の状態(太平洋沿岸 海中浸漬) クリックで拡大

海中での金属の耐久性02

塩水噴霧試験(試験中)

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●補修塗料(タケコート®-1000専用)
フッ素樹脂を主成分とした刷毛塗りタイプの1液型常温硬化塗料で、万が一締結時被膜にキズが発生した場合もタッチアップ可能です。
ご要望により硬化時間を短縮する硬化促進剤も揃えております。
●硬化条件(20℃前後の温度環境下)
指触乾燥:約2時間
可使硬化:約24時間
可使硬化:約8時間(硬化促進剤使用時)
※硬化時間は目安です。使用量、通風、温度および湿度によって異なります。
※本補修塗料はタッチアップ用であり、タケコート®-1000をご使用のお客様にのみ販売しております。
(単独で使用しても、タケコート®-1000とは性能が異なりますのでご注意下さい。)



●タケコート®専用ソケット
鋭角な工具やスパナ及びインパクトレンチでコーティングボルトを締付けると被膜損傷が発生する事があります。この様な事態を未然に防止するためタケコート®-1000、タケコート®-セラミック1等、コーティングボルトの締付け作業には専用ソケットの使用を推奨致します。
サイズを各種取り揃えていますので、お問い合せ下さい。